青春日記。

不安。

北海道に住む真面目な彼と付き合い初めて3ヶ月が経った。

『つき合うからには絶対会いたい。会わなきゃ恋人じゃないよ！』

付き合い始めからそう言っていた彼。私は過去を思い出すと彼と会うのが怖かった。メールや電話で彼を知る度に好きになって言ったから。また会って嫌われるのはもう絶対嫌だ…。ならいっそこのまま会わない方がいい…。

『俺､会いに行くわ』

ある日突然彼がそう言った。私は乗り気じゃなかったけど『俺はどんな外見だろうと絶対引かないし､この気持ちは変わらないよ』って言う彼を信じてみようと思った。

会うまでのドキドキ期間はすぐ過ぎた。ついに会う日になってしまったのだ。あいにく私は風邪気味。かなり厚着をして色気もなく､ジーパンにエスキモーみたいなフリースのコートを着て待ち合わせ場所へ行った。彼はまだ来てない。

電話しつつ彼を捜す。あれ…？もしや正面から近づいてくるのは…彼だ!!ヤバい!!…どんな顔しよう…。思わずムスッとしてしまった。

『初めまして』

彼も緊張していただろうが､私は自分で精一杯で彼の目も見れずにいた。

『じゃあ行こっか』
『うん』

何を話せばいいのか…。話を振ってくれる彼にただ頷くしかできなかった。すると突然､彼が手を握ってきた!!驚きと恥ずかしさで私は思わず振り払ってしまった。傷ついた彼の顔…。そんな顔しないで…ごめんなさい。恥ずかしかったんだ。それからカラオケに向かった。部屋に入ると隣に座ってたわいのない話をした。私は話のネタにプリクラ帳を出した。話が盛り上がって私は自然と笑顔になる…。

『やっと笑ってくれたね』

嬉しそうな彼。ふと彼の顔が私の顔に近づいてきた…キスされる!!思わずよけてしまった。すると彼は『待つから』と言って抱きしめてくれた。彼の鼓動とぬくもりが伝わってくる。心地いいなぁ…。5分くらいそのまま抱き合ってキス…人生初めてのキスだった。