ごめんね

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季節は移り変わり、空気が冷え込み始めた頃。 あたしは朝早くから彼氏と遊びに行く用意をしていた。 付き合って初めて一緒にどこかへ行くことになった週末、楽しみで仕方がなくて、起きてからずっとニヘニへしていた。 誰も居ない部屋で、やたらにやつきながら用意を済ませると、約束の時間までまだだいぶあった。 ゲームでもしようかな?とも思ったケド、約束を忘れてやり続ける可能性があるので、とりあえずパソコンを立ち上げてみた。 適当に曲でも流しながら暇潰しに小説を打ってようとしたときだった。 『ある~晴れ~た日のこと~……♪』 不意に、机の上でケータイの着信音が鳴った。 久しぶりに聴くアニメのメロディに、一瞬動けなくなった。 ドクンッドクンッと激しく脈を打つ心臓に、ケータイをそっと手に取り、開く。
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