ごめんね

19/19
前へ
/111ページ
次へ
「――…はい、もしもし」 『あっ、マコト?用意出来た?』 「……ユウ」 『…あれ?マコト?どうしたの?』 「…………ううん、何でもない。ユウ大好き」 『えぇっ!?どっ、なっ、何っ?』 「何って、大好きって言ってるだけじゃん。何でそんな反応?凹むゎー」 『いやっ、マコトからそんなこと言うの、あんまりない、からさ…』 「あははっ。ユウってば照れてんの?カワイイー」 『からかうのもいい加減にしなさい』 「ははっ。ごめんごめん。……大好き」 『……うん。俺も大好き』 「ふは。やっぱハズカシーゎコレ」 『俺の気持ちが少しは分かった?』 「さぁ?」 『おぃ』 「あはは、冗談だよ冗談♪」 「……ユウ大好き」 『俺も、大好き』 これからは、ちゃんと伝えて行きます。 後悔しないように。 大好きな人の隣で。ユウの隣で。 ずっとずっと、二人笑って居られるように。 このキセキを護り続けられますように。 お互いに頑張って行こう。 いつまでも、いつまでも。
/111ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加