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「中学のときだって電話で告ったし、今でもメールでときどき告ってるケド、上手いぐわいに流されるか、「ゴメン」って言われるだけで。きっと望みないんだろね、あたし」
淡々と機械のように話す自分が、とても温もりのある人間とは思えなかった。
でも、それらは全部事実。本当のコト。
いくら好きだと言ってみても、いくら勇気を振り絞ってみても、答えはNO。
元々あたしとアイツは幼馴染みというか、ただの友達でしかないんだから。
今までそうだった関係を壊そうとするなんて、無理なのかもしれない。
やっちゃいけないことなのかも。
――そう、最近思い始めた。
「……そろそろ諦めなきゃなのかもね」
ここらが潮時なのかも、と。
ダメなモノはダメなんだと。
――でも。
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