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入学式があるので体育館に移動する。
入学式且つ、始業式が始まって約40分位たったら終わった。
これから教室に戻って教科書とかなんやらを配って、ひとまず今日の学校は終了。
各自で帰ってる中、誠が紅咲のもとに来た。
「一緒に帰らないか?ボクが家まで送るよ」
ニコニコしながら紅咲に言った。
そこに背の高い短髪の男の子が割り込んできた。
「なぁ、俺も一緒に帰っていいか?」
誰だ、という顔をした誠。
紅咲も肩がビクッとなったのが分かった。
今日はいきなりが多い、と感じていた。
「俺は16番の菊地(きくち)真也ってんだ。よろしくなっ」
ボクは松永誠だ、と自己紹介して手を出した。
真也が出された手を握った。
「オ、オレは山本紅咲…です」
よろしくな、と真也の方から手を出してきた。
紅咲は戸惑いつつも真也の手を握る。
握った瞬間ふと思った。
…手がゴツい、なんでだ、と思いながらも口には出さない。
「な、いいだろ?」
まるですっげー困ってますつらをしてきた真也だった。
「いいとも、ボクらは今日から友達だ」
はっはっは、と腕組みをしながら笑う誠だった。
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