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「あまり設定は考えていない」
…は?、と2人は同時に言った。
「いや、だから、はっきり言って、ない」
ないんかいっ!、と大きなつっこみを誠に入れた真也。
「誠、なんでないんだ?」
紅咲が誠に問う。
誠は真也の鋭いつっこみをかわしながら反応した。
そしてさらりと言う。
「これはボクの落書きだから、あるもないも…ねぇ」
真也に同情を求めた誠だが、真也はそんなものしるかーっ!、と鋭く且つ、激しくつっこんだ。
それをうわー、と演技でやられたふりをする誠。
「なぁ誠。お前のこの落書き、他にキャラはいるのか?」
紅咲が真也からぱちくった誠の携帯待ち受けを指差しながら聞く。
真也と誠はうわー、とりゃー、と言ってたが紅咲の方を見てやる。
「いや…最近描いて、他の奴は描いてはないぞ」
お前意外と絵描くんだな、と真也は誠にデコピンしながらおちょくった。
痛て、と弾かれたおでこを抑えながら涙目の誠が真也に反撃をするため襲いかかる。
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