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「さっく…紅咲さーん…?」
「貴様、なにを考えているのだ…」
紅咲は笑顔で真也と誠の方を振り向いた。
その瞬間2人は、っわぁーっ!!と無駄に大きな声を出した。
「っつー…、うるさい」
誠と真也は恐る恐る紅咲の方を見た。
紅咲は耳に指を突っ込んで耳をおさえている。
頭の中がキンキン言っているようだ。
お…おう、すまん、と真也が驚いた顔をしながら紅咲に謝った。
「紅咲、何考えたんだ」
誠は紅咲に聞いた。
ん、と紅咲は誠の言葉に反応した。
そしてあぁ、となってから話始めた。
「オレらがさ、このキャラの取り巻きみたいなの考えね?」
2人はきょとんとしている。
「え…さっく、それを考えてたの?」
「へ?う、うん。そうだけど」
……あっけねー…
真也て誠は肩をガクリと落とした。
そんだけかよー…
2人の意見が一致した。
「ダメかな、誠」
紅咲が誠に聞く。
誠は暫くうーん、と考えてから言った。
「まぁいいと思うが…」
父上に聞かないと分からぬ、と言って紅咲の手から自分の携帯を取り上げ、電話をした。
「あ、父上、誠です。」
誠は誠の父親にこれらの事を説明した。
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