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「じゃ姫から考えようぜ」
そういった真也は紙に何かを書き出した。
紅咲と誠はその紙を覗き込む。
なにを描いているのかさっぱり分からない。
「おい真也、何描いてんだ?」
は、と言った真也は手を止めなかった。
意味不明な絵が次々に増えている。
紅咲と誠は2人で真也が何を描いているのか、当てることにした。
「先当てた方が相手にジュース一本な」
分かった、と紅咲の提案に頷く誠。
2人は適当に言葉を真也に言うことにした。
当たっていれば反応はする、と真也からも了承を得た。
「猫!」
「扇風機!」
「サンバイザー!」
「国語辞典!」
電球!、リュック!、と言ってる中真也は黙々と描いていた。
「猫はともかく後のは普通姫としてかかないだろー」
真也が笑いながら2人の言葉につっこみを入れた。
そしてよし、と言って手を止めた。
その瞬間2人が真也の描いていた紙を取り上げじっくり見た。
じっくり見ても分からない。
「真也答えー」
「ボクは知っているものだよな?」
2人は諦めて真也に答えを要求した。
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