だんでいナス夫

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分かんないのか、と真也が2人に聞く。 紅咲と誠は同時に頷く。 「そっかー。俺の画力がそんなに素晴らしいから分かんないのかー」 いやー残念残念、と腕を組ながら自信を持って笑っている。 …いやだから何描いたか分かんないから聞いてるんだけど… 2人は心の底から思った。 「いいだろう。答えを言ってやるよ」 ふふん、と鼻をならしながら自慢げに言う。 「それはだなー」 紅咲と誠はドキドキしながら真也の答えを待っている。 果たしてこの物体はなんなのか。 さっぱり分からないほど、何を描きたかったのか。 ……き、気になる… すると真也が言った 「い」 「い?」 2人は真也の言葉を繰り返し言う。 「いちご姫」 「…い…いちご…?」 い、いちごおぉぉぉお!?
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