だんでいナス夫

12/17
前へ
/78ページ
次へ
こういう真也が意味不明なことしてはよく、 『なんでわかんねーんだよ』 と強く反対する。 勉強の分からないとこ聞くときとか特にバカにされる。 まぁ真也に聞く方が馬鹿だが… その真也を見てるせいか、とても素直な返事が返ってきたと2人は思った。 2人はじっと真也を見ていた。 それにきずいた真也が目を丸くして困った。 「おいおい、何2人見てんだよー。まるで珍しいもの見て…る…ような…」 途中から俺珍しいことしたか、と悟ったらしく、記憶をたどっていた。 それをみた紅咲が真也に言う。 「ま、まぁ真也。説明聞いてやるから教えてくれ」 お…おぉ、と真也が紅咲を見て反応する。 誠が紙を用意して、よし、とはりきった。 真也が説明を始めるため紅咲にも紙を渡した。 「これがヘタだろーそれでーこれが食べるところだろー」 一つ一つ丁寧に説明していく。 ふむふむと頷きながら真也の絵を美化していく誠。 この光景を面白そうに見ている紅咲は、紙に真也のキャラじゃない落書きをする。
/78ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加