だんでいナス夫

14/17
前へ
/78ページ
次へ
「んなことより苺はどうなったんだよ」 紅咲が誠に聞いた。 すると真也が紅咲の言葉に反応した。 「あ、お前今漢字のいちごで言ったろ」 いや言葉だからわかんねーじゃん、と言ったが真也は断固拒否した。 「漢字じゃ可愛くねーだろ?ここはひらがなかカタカナであるべきだ!」 バンっと机を思い切り叩いた真也。 えー…、と言い返した2人。 やっぱりひらがないちごだぜーっ、と机をバンバン叩きながらくーっ、と言っている。 まぁいいやと誠はまた作業に取りかかった。 こんなにもしていちごを… 紅咲がそんな顔した直後。 「あー。飽きた」 「は?」 2人は固まった。 紅咲はメガネがずり落ちた感じがした。 誠は描いてた紙にシャーペンをぶっ刺す。 それをみた真也がまたも言う。 「俺は飽きた!やるなら2人でやってくれ」 さぁて次何やろうか、と考え出してしまった真也。 なわなわと2人が震えていた。 「お…」 「…お?」 おまえぇぇぇぇえっ!!
/78ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加