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真也の近くで2人が叫んだ。
真也は頭がキンキンいってるらしく、グワングワン動いている。
「んだよっ、なんだよ!」
なんで叫ぶんだよ、と頭を動かしながら言う。
「オレら考えてたのに真也が飽きたとか言うからもう…」
ちらっと紅咲は誠の方を見ながら言葉を止めた。
誠はカリカリ描いている。
どうみても誠の顔が呆れきっている。
「真也、いちごだけでも新キャラ作ろうぜ?」
なっ、と言って真也の肩をポンと叩く。
「えーまぁー言われたらやるけどぉー」
ぐうたらぐうたら言ってまた誠に説明し始めた。
…だって誠がわざわざ誠のお父さんに聞いてくれたんだから一つだけでも…
紅咲が思った。
紅咲が再び誠の方を見た。
真也の説明を受けて誠の絵に変えていく。
だが目が呆れている。
まったくお前は自由過ぎる、と文句を言っていた。
「…こんなものか」
「おーっさすが誠!いかすぜ!」
わーい、と手を挙げて喜んでいた。
紅咲がオレにも見せてとばかりに描いた紙を覗き込む。
「おぉ、いいんじゃないか」
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