新2学年

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「友達…」 オレは友達と言う言葉に弱いらしい でも… 「お前らまで追っかけることないだろ?」 チラッと人だかりの中に真也と誠の姿があった。 2人がぎくっとしたのが見て分かった。 紅咲ははぁとため息を再びついて言った。 「お前らもうすぐチャイムなるぞ。ちれ」 さぁさぁ、と手ではらっていった。 えーとかほんとだ、とかいいながら女子達は散っていったが真也と誠は残っていた。 それを見て紅咲は言葉を付け足した。 「…お前らには紹介するよ」 その言葉を聞いたとたん2人はヤッホー、と雄叫びをあげながら自分達の教室へと行ってしまった。 「…ったく」 ポリポリと頭をかきながら紅咲はやれやれ、と言った。 「有難う、紅ちゃん」 「…いいよ」 ぶっきらぼうに言って席につこうとする。 圭はそれについて行く。 「圭くんってみんなからなんて呼ばれてたの?」 紅咲は圭に聞いた。 「うーん…普通に君付けとか呼び捨てとかかな」 にっこりと笑顔を作って紅咲に言った。
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