はれ

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二時間後… ------------------ みるみるうちに、先ほど左腕に刺された箇所が腫れ上がってきた ただ、痛みもなく、特に痒いわけでもないので、放置していたが 「早く氷で冷やしたら?」 うちの家内が心配そうにし、ビニール袋に水と氷をいれ、タオルで包んで持ってきた 「ありがとう」 「虫さされかもしれないけど、場合によっては膿んだりするから、消毒もしてきたら?」 横から心配そうに娘も言ってきた 「なぁに、痛くも痒くもないんだから、このままほおっておけば治るよ」 笑いながしながら、私はお風呂に入った… ---------------… 翌日---… 左腕の腫れは、治るどころかますます赤くパンパンに腫れ上がってきた 少し、違和感を感じるが、まあ仕事に支障なさそうだ 「ヒドくなる前に病院へいったらどう?」 「なぁに、大丈夫だって。あまり心配するな」 「とりあえず、今日は大事な会議があるんだし、休むわけにはいかないからな」 心配そうな家内を後に、私は会社へと足を運んだ… --------… 午前11時 会議も重点的な話に入り、私のプレゼンもしっかり果たした が、 左腕にどうも妙な痛みが走った ズキズキと、 徐々に左腕全体に痛みを感じ始めてきた 『流石にキツいかなぁ…』 そう思った矢先、 左手で持っていたコーヒーカップを落としてしまった 「大丈夫ですか?」 会議室が少しざわざわとしてきた 「お騒がせしました」 カップを片付けて、会議室を抜け出した
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