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だんだん左腕に力が入らない
『実は遅延性の毒を持った虫だったのかな?』
仕方なく、私は会社を早引きし病院へと向かった
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午後3時
予約の時間になり、外来の受付から私の名前が呼ばれた
待合室に入り、症状や原因を看護師に伝えた
----…
「…そうですか。」
私と同年代くらいのメガネをかけ、キチッとした服装の先生に診断を受けた
「一応、採血してどんな症状があるのか調べてみますので、隣の部屋で採血してきてください」
隣の部屋に移動し、準備が施されたテーブルに座った
手慣れた看護師が、みるみる私の血を何本もの試験管にいれていく
「終わりましたよ。これを貼っておくので、しばらく押さえててくださいね」
消毒液をつけた小さなガーゼが注射した箇所に貼り付けられた
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