1人が本棚に入れています
本棚に追加
電話
こんな機械で
離れていても
キミの声が聞こえるんだよ
キミの声が聞けるんだよ
でも僕らは約束した
僕からかけてはいけないと
それは
僕の決意に気が付いてしまった
キミが言ったんだ
僕が言わせてしまったんだ
キミからのcallを待ち望む僕
きっと本当は
僕からかけて欲しいだろうに
僕らの無意味な我慢比べ
きっと結果は決まっている
キミからの言葉を奪った
僕の決意
でもキミはわかっている
僕は受話器に手を伸ばして
callを鳴らす
「僕と結婚して下さい」
我慢比べに負けた僕
涙を流してしまったのはキミ
僕らの勝敗はわからない
最初のコメントを投稿しよう!