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誰も入ろうとしない・・・いや、人が手を付けていない、付けられない森に二人の少年、少女が立っていた。
地面には特殊な施しをした魔法円が描かれていた。
そして、少女が静かに口を動かし始める。
今より汝と吾の悪魔の契約を行う。
水、火は吾の力。
紅の血は汝とのパス
力の泉
吾、13の悪魔『紅翼の蒼竜』との成立の口付けを・・・
「ねぇ、和樹。」
儀式の途中威差薙が悲しそうな顔で話しかける
「ん、何?」 和樹はその顔を見て、キョトンとしている。
「私達、生き残れるかな…」
思い詰めたような声に、和樹は優しく言った。 「そんな悲しい顔しないでよ。僕は威差薙を信じてる・・・」
それが僕達の契約の力だから・・・
言った後、和樹は心の中でそうつぶやいた
「・・・和樹・・・」
頬を赤らめる。その顔はいつもよりも凄く可愛いく見えた。
「僕は戦う。一緒に・・・ね。」
ニコッと笑うその笑顔につられ、威差薙も笑みを浮かべた。
「・・・ありがとう」
吾、汝と契約する・・・・・吾の真の名は、『威差薙 亜里奈』
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