1107人が本棚に入れています
本棚に追加
/45ページ
ここはある剣道場
子供達が帰る時間帯に、につかわしくない声と音が響いていた。
?「せぃやぁぁぁ!!」
ブォン ヒュオ
?「どうした『深也』!!その程度の攻撃、止まって見えるぞい。もっと本気をださぬかぁ!!」
ブォン ヒュ ヒュオ
ジジィの物凄い速さの斬撃が俺を襲う。
深也「うぉ!?うっせぇジジィ!!言われなくても出してやらぁ!」
ヒュオ
ジジィに言われて腹が立った俺は、全力を出す。
ジジィ「ぬぉ!?やればできるではないか深也。だが、まだワシは負ける訳にはいかんのよ。」
ジジィはそういうと構えを変えた。
居合い切りに近い構えだが、何かが違うことに違和感を覚えた。
深也「なんだ………!!へっ、それが『闇齋流剣術』最後の技でもある伍の太刀『麒麟』ってヤツか」
ジジィ「いかにもそうじゃ。まさか、まだ17であるお主にこの太刀を見せることになるとはのぅ」
深也「御託はいい!!その太刀ごと、テメェを倒す!」
俺は、今習得している最強の技、肆の太刀『朱雀』の構えをとる。
.
最初のコメントを投稿しよう!