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深也「助け………だと?」
于吉「はい、信じられないかもしれませんが、私はあなたとは違う世界から来ました」
それから俺は于吉の話を、くいいる様な目で見ながら話を聞いていた。
正史を元に、外史という二次創作に近い世界が作られるということ。
この世界が、正史から作られた外史だということ。
そして
于吉がいる外史によって、正史に支障をきたし、最悪の場合、俺のいる外史までもが、俺の知らない世界に変わるかもしれない、ということ。
深也「………にわかに信じられないが………お前が嘘を言っているようには見えない」
于吉「無理に今すぐ決めなくてもよいのですよ。明日までに決めてくれ―――」
深也「いいぜ、行ってやるよ」
俺は于吉の言葉を遮って言った。
于吉「………いいのですか?そんなすぐに決めて?」
深也「あぁ、何を企んでいるかは知らねぇが、その『北郷一刀』が原因で俺の方にまで被害がいくんだろ?だったら断る理由はねぇ」
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