一章

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十年前、ルカは友達と海に遊びに行き、海で遊んでいた。 そこで、友達が海で溺れている少年を見つけた。 「おい、ルカ!あれ見てみろよ。子供が溺れているぞ!」 と友達が指を指して言った。ルカは、慌てて友達が指差した方向を見た。 すると、そこには今にも沈みそうな少年がいた。 ルカは、すぐに海に飛び込み、少年の元に泳いでいった。 その頃の海は、少し波が高かった。 ルカは、少年に近づいて少年に声をかけた。 「おい!大丈夫か!?」 少年の反応はなかった。ルカは、思った。 (やばいな!早く岸まで連れて行かないとこの子が危ない!) ルカは、波が高い中、少年を岸まで連れて行った。 その頃、友達は心配そうにルカが戻って来るのを待っていた。 ルカは、波に呑まれながらも少年を抱えたまま必死に岸まで泳いでいた。数分後、ルカは岸まで辿り着き少年を友達に渡した。 「智哉、その子を早く病院に連れて行ってくれ!」 「ルカは、大丈夫なのか?」 智哉は、言った。 「俺は、大丈夫だから早くその子を病院に!うわーっ!!」 そう言って、ルカは波に呑まれてしまった。
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