二章

5/6
前へ
/38ページ
次へ
ルミナは、心の中で思った。 (ルカ君は、人を避けてるような気がする。僕は、もっとルカ君と仲良くなりたいのになぁ~!) そう思いながら、昼食を食べていた。 その頃、ルカは自分の席で考え事をしていた。 (どうしてだろう!?他の奴らを見てもなんともないのにルミナを見ると俺の牙が疼いて、血を吸いたいという気持ちになる。何故だ!何故なんだ!) ルカは、ずっと考えていた。 ルカは、まだ自分の気持ちに気付いていなかった。 キーンコーンカーンコーン 昼休みの時間が終わった。 屋上にいたルミナは、 「やべっ!!昼休み終わっちゃったじゃん!!」 急いで教室に戻った。 先生は、まだ来ていなかった。 「ふーっ!ギリギリセーフだな!」 ルミナは、そう言って自分の席についた。 そして、隣にいるルカをチラッと見た。何か、考えている様子だった。 ルミナは、そのまま声もかけずに黙っていた。 そして、昼からの授業が始まった。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加