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ユウタ「…で、何の話やったん?
トラ吉の言葉は分からないんやけど…」
骸と化したトラを放置したまま、ナナに聞いてみた。
ナナ「…ユウタには関係の無い話しよ。気にしないで……って?」
いきなりダークゾーンinユウタ
気が付けば口を尖らせ体育座りになり前後に揺れている。
ユウタ「…そ、か。俺は…蚊帳の外…か…ブツブツ」
ナナ「……!
…っんとに、もぅ!しょうがないヘタレね…アンタは。」
はぁ、とため息混じりにナナは歩き出した。
ナナ「…帰ってから説明したげるわょ。」
ユウタ「…わっ!待ってょ!」
明るい表情のユウタは慌ててナナの後を追いかけた。
どちらかと言うと、ナナの方が主人のようで、ユウタのヘタレッぷりが伺える。
だが、ユウタは気にもしていない。
そして、トラはその場に捨て置かれて行く。
いつもの如く。
のちに、部下に発見されるも「昼寝だ!」と、言い張るトラであった。
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