第1章

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次の日は、委員会などを決めた。といっても学級委員と文化祭の実行委員だけだが。 秀哉は今日気づいたが、同じクラスだった。 学級委員はメガネを掛けてていかにも優等生みたいな奴がやることになった。 実行委員には健斗と日向がなっていた。 派手なの好きそうだからな。 俺はその間寝ていた。 その後は文化祭で何をするかを話し合った。 喫茶店とかが多いのはまぁ分かるんだが、一番人気は劇だった。 何故?しかも演目はシンデレラ。 男子校なのに?誰がやるんだか。秀哉か? 劇に決まった出し物。 その後は役者と裏方を決めた。 何故か役者は希望じゃなく推薦で決まる事になった。 選ばれる事はないな。 僕はそう思い込んでいた。 「秀哉がシンデレラだろ。」 誰かがそう言い、拒否っている秀哉を他所に皆が賛成したので、秀哉がシンデレラに決まった。 「じゃ、王子は海翔!」 そしたら何を思ったのか秀哉は僕を指名した。 は? 「無理。」 一応反論したが、聞いてる気配はない。それに健斗と日向の後押しで決まってしまった。 最悪。 「じゃあ、健斗と日向は意地悪な姉たちだろ?」 「え?いや、俺たちは……」 「するよな?僕だけに押し付けるなんて、そんな事はしないよなぁ?」 そんな事もあって、健斗と日向は姉たちに決まった。 継母は達也とかいう奴で魔法使いは竜太郎とかいう奴に決まった。 主要の役者はそういう風に決まり、後はちょい役を決め裏方を決めた。 台本は委員長が書いてくるそうだ。 はぁ…気が重い。
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