第2章

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僕らの練習の間、大道具は手間どっていたようだった。 小道具はいる物を書き出していたし、衣装はどんなのがいいか話し合っていた。 衣装は売ってあるのを買うのかと思っていたのだが、金持ち校は違った。 デザインなどをデザイナーと衣装係とで話し合い、オーダーメイドで作るそうだ。 そのため、役者の寸法をはかっていた。 当日までに大道具は本当に大がかりで、出し入れが簡単な物を作り上げていた。 あ、言わなくても分かると思うけど、大工がな。 小道具はガラスの靴まで秀哉の足のサイズに合わせて作り上げていた。 そこまでするか……?
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