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そしてサイズチェックのため衣装を着る事になった。
近くにあった物から着ていき、最後の結婚式の服のまま何故か待たされた。
そして委員長が連れてきたのはウェディングドレスを着た秀哉。
「見んなよ。」
恥ずかしいのだろう顔が赤くなっている。
ウィッグまでつけており、完璧女子にしか見えない。
「似合うよ。可愛い。」
思った事をそのまま言ったのだが、秀哉は余計に赤くなった。
「恥ずかしい奴!」
「はいはい。二人とも並んで。」
委員長に言われて秀哉と並ぶ。
それだけならまだしも、委員長は秀哉に僕と腕を組んで笑うよう指示を出した。
あの……男同士ですよ?
渋々と言った感じで一回だけ腕を組み、笑った所を写真に撮られた。
何でも宣伝用のチラシに張るそうだ。
僕と秀哉ってアンバランスの気がするんだけど。
そう言ってみると、皆から「全然!」と力一杯否定された。
そんな事はない気がするんだけどな。
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