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  この前、ちょっとした短編小説でこんな話を読んだことがある。   その男は、大手産業会社の社長で、世界中、全ての物を食べ尽くしていた。「新しいものが食べたい。」と男が゙欲゙にかられ、手を出したものは…人間だった。     信じられない。   正直、俺も゙欲゙がかなり深い方だが、人間を食べるなんて…そこまで出来る筈無いと思う。   そんな小説の話はさておき、俺の紹介をしなくてはね…。   俺は普通の会社員。いわゆるサラリーマン的な存在だ。肉が大好物。豚、鶏、魚。様々な肉類を食べているが、やはり一番は牛肉だ。   俺は肉が大好きだ。大好き過ぎてもう…自分で肉をさばいてみたくなってしまうくらいだ。今日もいつもの精肉店に寄って牛肉を注文する。   「いつもありがとうね。」と、精肉店のご主人。   「いえいえ。こちらこそいつも美味しい肉をありがとうございます。」と、僕は言う。    
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