あなたに出会って

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バキッ 「ぐあぁっ!」 「フン!!オレにケンカ売ろうなんて100万年早いんだよ」 「ほら財布…オマエらもカツアゲなんかされてんじゃねーぞ」 「おぉぉありがとう樹っちゃん!!」 「さすが東中のチビッ子番長!!」 「その呼び方やめろって言ってんだろ!!」 伊藤 樹(15) 空手日本一の父をもつ 中学3年生 <チビッ子番長> 小柄な体ながらケンカにめっぽう強い彼に ついたあだ名は数知れず 「やっぱ樹っちゃんはすげーなぁ」 「高校生にもアッという間に勝っちゃうんだもんなーー」 「べつにたいしたこっちゃねーだろ」 そんな彼をみつめる 少女が1人 鈴木 秋(15) 星城女子中 3年生 「シ…シビれます~♪」 い…言うんだ私 今日こそ!! ダツ 「あのっすみません!!」 「私の王子様になってください!!」 「…え?」 どん引き 「ま…間違えましたっ〃」 「私の王子様のモデルになってくださいっ」
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