始まりの壁

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「山崎!!」 次の登校日、最初に声をかけてきたのは大地だった。 栞にはあの日、帰ってから真っ先に電話した。 ケータイの向こうで “キャーー///” と叫んだ栞の声が忘れられない。 「大地、おはよう!……アレ?」 いつもならいるはずの2人が見当たらない。 「大地……1人?」 「あー…その事で、ちょっと話したいんだけど…」 「?うん」 朝、瑛士からはフツーにメールが届いた。 何事もない朝が始まると思ってたのに。。。 .
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