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なぜなら、
そこにいた女の人は
だんだん顔が
腐っていき
とても見ていられない
姿になっていったのだ…
美奈ちゃんは
思わず叫んだ!!
キャー!!
でも、叫んだはずなのに
声が出ていない。
何かを言おうとしても
口は動くのに
声が出ない。
そうこうしていると
女の人はこう言った。
《わたしの大事な妹をかえして》
と…
妹、妹…
美奈ちゃんは
今気づいた。
もしかして
あのお人形さん？
そう言いたかったけど
声が出ない。
でも
女の人は
《そうよ》
と答えた。
声は出ていなくても
伝わっていた。
でも
美奈ちゃんは
すぐに答えた。
(ヤダ!!)
そのときは
なぜだか声が出た。
しかもすごく大きな声で
自分がびっくりするぐらいだった。
そして
女の人は言った。
《妹がほしいの？》
すかさず
(はい)
と返事をした。
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