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いつの間にか決まっていたというか、流されるままに定着してしまったというか。
僕と真人の部屋がいつからかリトルバスターズの集会場となってしまっていた。
旧メンバーの五人だけならともかく、小毬さん達を含めた10人がこの部屋に集まるとさすがに入りきらず、何人か廊下や庭(物干しのスペースだけど今じゃ真人のトレーニングスペース)にあぶれてしまう。
だいたいいつもは真人が追い出され、
「俺の部屋なのによぉ」
と拗ねてしまうのだ。
恭介「いいや、それには及ばない。集まるのは俺と理樹と真人と謙吾。この四人だけだ」
理樹「え? 鈴は呼ばないの?」
恭介「呼ばない」
それは、まあなんというか。
いつもは無理にでも鈴を誘おうとする(巻き込もうとしているだけかもしれない)恭介にしては珍しいことだ。
恭介「コイツは俺達だけの―――男だけの極秘任務なんだ」
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