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ゆっくり
少し扉を開けた
制服を着終わって
俺の机で何かを書いている
「えへへっ
似合ってるかなぁ?」
立ち上がって
鏡の
自分の制服を見て
一回転する
「千くん、
ボクの制服姿
似合ってるって
喜んでくれるかなぁ…」
胸の前で手を重ねる
少し、鈴の顔が赤くなった
「よーし!
今日も千くんを
振り向かせるように!
頑張るぞっボクっ!」
両手でガッツポーズ
気合いを入れたのかな?
音がしないように
扉を閉めて
何事も無かったように
部屋に入った
「ふわぁっ!」
驚いたのか
少し赤い顔で
俺を見てくる
「朝ご飯できたよ」
「あ…うん
ね…ねぇ」
と
質問前に
答えを言ってみた
「制服、似合ってるよ?」
笑って言ってみた
「えへっ…えへへっ!
千くんだいすき!」
「おわっ!」
いつもみたいに
左手に巻き付いてきた
昔を思い出すなぁ…
なんて思いながら
鈴の頭を撫でる
「にゃぁ~~~~」
ネコですかこの娘さん
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