上弦の月-心の中から

10/13
前へ
/113ページ
次へ
「うわわっ! わーわーわーーっ!」 「え…あ……ん?」 「あっ………」 ソーセージが 全て燃えている灰と 化しているんですけど 「丙ってもしかして 料理…出来ない子?」 「う………」 「ボクとひのちゃんは ご飯を炊く事も できないよ~?」 「あ…姉貴! ……その…… ……味噌汁…くらいなら… オレだって…」 味噌汁ですか…… 「そんなことより 食べよー食べよー!」 俺は焦げたソーセージを 袋に入れながら言った 「丙は 料理が上手そうなんだけどなぁ…」 「うぐ………」 「ま、 失敗はいくらでもあるって」 笑ってみた 「お……オレだってな! 本気になれば…!」 「はいはい、 飯くーぞー」 「う………く…」
/113ページ

最初のコメントを投稿しよう!

270人が本棚に入れています
本棚に追加