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「ふんふふ~ん
えっへへっ!」
鈴は上機嫌だ
どうしたんだろうか
「な…なぁ…千?」
鈴は足早に歩くが
丙は俺に合わせて
歩いてくれている
「ん?」
「あ…あの…さ
昨日の夜…姉貴と…
何かシた…か?」
なにかしたか…か……
風呂入って寝たくらいだなぁ
夜はバイトの時
鈴を起こさないように
必死だったけど
「なんにも?」
「ほ…本当になんにも?」
「うん?
どうしたの丙?
顔、赤いよ?」
「あーっ!
何でもない何でもない!
忘れてくれ!」
顔を背けて
否定するように
両手を振る
「ん…まぁ…いいや」
少し前を
ちょこちょこと
早歩きする鈴を眺めて
どこか和んだ自分がいる
なつかしいなぁ…
このカンジ
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