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「は、はは、裸写真?」
皐月が真っ赤になった顔で確認を取る。それに頷いたくるみ先輩は、ニコニコと携帯を操作していく。
「コレだよ」
「どれどれ…」
「ほ、ホントに裸だったらどうするのよ!?」
見ようとしたら皐月に止められた。くるみ先輩の携帯を奪って俺に見えないように見る皐月。ぼんっ、と頭から煙を出し、くるみ先輩と移動した。
「なんでこんなの持ってるのよ!?」
「ほら、夏休みにお泊りしたじゃん? 皐月が眠った後にちょちょいと」
「だからってコレは……む、胸とか、や、ヤバイトコまで写ってるじゃない!」
ヤバイトコ? ……気になる。つか離れたつもりでも二人の声がデカいから意味ないんだが。
「こ、コレを春斗が持ってるの!?」
「嘘に決まってるじゃーん」
「そ、そうよね、流石にコレは――」
「もっとエッチなのあげた」
んぁ? 誰だよこんな時間にメールしてきたの。うん? くるみ先輩? 添付ファイル一件、受し――
「ダメーっ!」
「がっ!」
皐月に携帯を奪われた上、後頭部から転落させられた俺。なんで俺が…。
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