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それからサッチーの授業が終わるまで、生死の境を彷徨った。何度昔死んだばあちゃんと会ったことか。饅頭を物凄い速さで投げてたな。 「では、解散」 あれ? もしかしなくてもHR終わった? 嘘ん、俺どんだけ長い時間死にかけてんだよ。 突然、サッチーが出てった方とは違う方の引き戸が開く。すぐさまざわざわと教室内が騒ぎ出す。 「あ、あれ、生徒会長だよね?」 「何しに来たのかな」 「やっぱあの噂ホントなんじゃない? 中宮くんと付き合ってるっていう」 「ヤベー、会長だ」 「うわっ、超足細ぇ。胸もデカいし」 「あー、あの美しい足で踏まれたい」 「俺は会長が甘えん坊になるとこ見たい」 女子と男子で反応は違うが、突然の来訪者に驚いてるようだ。俺は机に突っ伏して気配を消している。なんで教室まで来るんだよ。 「ねぇ、このクラスに中宮春斗っているよね?」 「は、はい。あの机で寝てるのがそうです」 「ありがと」 どんどん皐月が近付いてくるのが気配でわかる。な、何故バラすんだクラスメイトDよ! 俺達クラスメイトじゃないか! 「ちょっと春斗」 「よ、呼び捨て!?」 「やっぱり噂はホントなんだよ!」 「そりゃ加奈ちゃんよりこっちだわ」 「くそ、中宮のヤツ、綾瀬だけじゃ飽き足らず会長までをも」 「天誅天誅天誅天誅天誅天誅」 「リア充には死を、我らには彼女を!」 なんだコイツら…。
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