プロローグ

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携帯が鳴り響く。 彼女の好きな着歌が鳴り響く。 足元に落ちているSH904iの青い携帯電話が、闇の中ぼんやり光を発している。 着信だ。 死んだ彼女からの電話だ。 携帯電話は鳴り響く。 俺が電話に出るまで、ずっと。 ずっと。 ずっと・・・・・・。
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