45人が本棚に入れています
本棚に追加
「目を瞑れ」
淡々とそう言われる。
行為中は口を訊くことは許されない私は首を横に振る。
どうしてもこれだけはいつも譲らない。
何をされるか分からなくて恐怖感を抱くから。
「ええ度胸してんな、千夏。」
そう言うといつもみたいに私の中でものすごい振動を巻き起こされる…
はずだった。
しかしそうではなくやつはニヤリと笑うとあるものを取り出した。
黒いハチマキの太いやつ。
目隠しだ。
いろんなところを縛られていて身動きがとれない私は当然抵抗出来るはずもなく目隠しをされた。
いつもは私の中を機械でかき回されて意識をなくすため回りが見えない状態でこれから先はまだされたことがない。
何をされるのか怖くて唇を噛み締めた。
最初のコメントを投稿しよう！