いつもの生活

11/23
前へ
/125ページ
次へ
私は隼人を無視して走ろうとした。 「おい、待てよっ!どうしたんだよ?なんで先に帰った!!」 そう言うと私は腕をつかまれた。 「…ごめん、急いでるから。」 「どうしたんだよ!」 「隼人には関係ない。」 「じゃあ、ついてく。お前今日おかしいぞ。何かあったんだろ?俺、そんなに信用してないのか?」 「……ハァ 朝のお母さんの様子がおかしかったの。今までと違う…顔してた。大事な話があるって…こんなことめったにないから。」 しょうがない…私は一言ずつゆっくり話し始めた。 正直隼人のことは信用している。 そんな風には思われたくない。 最後まで聞くと隼人はゆっくりため息をついた。 「…お前一人で大丈夫か?俺もお前の家についていく。何があるかわかんねーし…」
/125ページ

最初のコメントを投稿しよう!

44人が本棚に入れています
本棚に追加