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私は隼人を無視して走ろうとした。
「おい、待てよっ!どうしたんだよ?なんで先に帰った!!」
そう言うと私は腕をつかまれた。
「…ごめん、急いでるから。」
「どうしたんだよ!」
「隼人には関係ない。」
「じゃあ、ついてく。お前今日おかしいぞ。何かあったんだろ?俺、そんなに信用してないのか?」
「……ハァ 朝のお母さんの様子がおかしかったの。今までと違う…顔してた。大事な話があるって…こんなことめったにないから。」
しょうがない…私は一言ずつゆっくり話し始めた。
正直隼人のことは信用している。
そんな風には思われたくない。
最後まで聞くと隼人はゆっくりため息をついた。
「…お前一人で大丈夫か?俺もお前の家についていく。何があるかわかんねーし…」
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