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「…い……あいっ…!」
―ビクッ…―
「どうしたっ!大丈夫か!?」
目がなかなか開かない…
重たいまぶたをゆっくり開いた。
目を開けると、目の前には心配そうな隼人の顔が見えた。
まだボーッとしている。
「隼人…」
「ハァ…よかった~…心配させんなよ…」
さっきはよく見えなかったが隼人は涙目になっていた。
「ごめんね…心配かけて…」
そういうと私は、隼人の目にそっとタオルをあてた。
隼人はびっくりした顔をして目をタオルでこすった。
するとうしろを向いてしまった。
隼人は涙目になっている事に気付いていなかったみたい…
真っ赤になった耳を見てかわいいな…と思った。
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