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「あぁ、こりゃ何となくだ」
何となくでそんな寝起きに見るには意味不明過ぎる行動しないで欲しい。
「ついでに言えば、出れなくなった」
……流石は烏、鳥頭だ。
「つー訳でだ、助けろ」
「ヤだよ」
冷たくそう言って、ベットから降りる。
二度寝しようと考えたのに、あんな物を見せられて目が冴えてしまった。
とりあえずTシャツを脱ぎ捨てる。
目の前でクローゼットに詰まってる烏はと言えば、ご丁寧に目を瞑っていた。
別に鳥類に着替え見られたって何とも思わないんだけどね。
枕元に置いてあるさらしを手に取り、さっさと胸に巻く。
そしてベットの脇の壁に打ち付けられた出っ張りに掛けられている三つのハンガーの一つを手に取り、それに掛けていたYシャツと黒いズボンを毟り取る。
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