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慎太郎たちは繁華街を直進し、近くのファミレスに向かった。
慎太郎 「相変わらず車多いなぁ、ここ。」
ぼそぼそ言いながら車を法定速度で走らせ、やっとの思いで到着。
慎太郎 「やっと着いたぜ! さっさ食って作業に戻ろう。」
望月 「おう。」
店員に案内され席に着いた。
すると
兼 「あっ! 柳 慎太郎だ!!」
慎太郎 「???」
慎太郎はあたりを見回した。なんと、慎太郎たちが座った後ろの席があのインテ兄弟だったのだ。
慎太郎 「おっ、お前らか。」
秀 「こないだはどうもです!」
慎太郎 「どうも。」
望月 「誰?」
慎太郎 「あれがインテ兄弟。」
望月 「あれがねぇ… やつらオールマイティに強いって噂だぜ?」
慎太郎 「あぁ、こないだ首都高で見たよ。」
慎太郎は水を飲みながら返事した。
内心勝てるか心配ならしいが…
望月 「勝てんのか?」
慎太郎 「あったりめぇだろ?? 今まで負けなしで来てんだから勝たねぇと。」
望月 「今までってまだ1連勝だぜ? 余裕なのかよ」
慎太郎 「だから勝てるって!」
望月 「ふぅ~ん そ~か~」
慎太郎 「何企んでんだよ。」
望月 「何も。 あのコースだったらFFのほうが有利かなと思って。」
確かにFFのほうが速い。 小回りが利くし、複合コーナーやクランクもあるため、切り返しが必要だ。 変にテールを流すよりかはグリップで安定したほうがタイヤの持ちもいい。
慎太郎 「まぁ… 勝てるでしょ。 あそこでドリフトしたら厳しいってこと言いたいんだろ?」
望月 「そうは言ってねぇけどさ、このコース、ジムカーナ極めたら行けるんじゃねぇかなって思うんだよね。」
慎太郎 「は?」
望月 「なんなら俺と走ってみるか?」
慎太郎 「いいけどよ、マシンいじってる途中だぜ?」
望月 「同じ車があるよ。 俺のガレージに。」
こうして望月との対決が決まった。
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