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慎太郎 「康平とバトルなんて何年振りだろうな。」
康平 「だな。 で、スタートは?」
慎太郎 「任せるよ。」
康平 「じゃあ、前行けよ。 後追いのほうが走りやすいし。」
慎太郎 「分かった。」
慎太郎は康平のデモインプレッサに乗り、エンジンをかけた。
望月も自車に乗り、吹かし始めた。
慎太郎 「最初のコーナー過ぎたらスターとだぞ!」
望月 「了解。」
ゆっくり走らせ、ハザードを消した。
慎太郎 「インプレッサ久しぶりに乗んなぁ… 最新鋭の技術ってやつを見てみるか。」
最初のコーナーを過ぎアクセルを全開にした。
慎太郎 「う~ん… 加速イマイチだな。 康平はいつもこれに乗ってんのか。。。」
望月 「あいつはインベタドリフトしてくるはずだからアウトがガラ空きだな。グリップなら負けねぇな。」
いきなり複合コーナーが続くこの八方ヶ原。 ドリフトかグリップかでタイムが全然違う。 こんなのはどのコースにも共通して言えるのだが、この峠は格段に違ってくる。 今までの"峠の走り屋はドリフト"というイメージをいったん払拭しなければならない。
慎太郎も早く気付いてくれるといいのだが、、、と思いながら走る望月だった。。。
慎太郎 「ドリフトがそんなにいけねぇのかよ? まぁ見てろ、お前とチームやってた時とは全然違うんだぞ!」
望月 「やっぱり… 全然変わってねぇや。 少し先の直線から仕掛けるか。」
慎太郎 「くそぉ!! 食いついてきてやがる…」
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