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慎太郎はいつになく躍起になって走っていた。 それを尻目に、望月は淡々とコーナーをクリアしていく。
望月 「同じマシンなのに、あぁも違うもんかね… ふらふらじゃん…」
コース中番、望月がつぶやいていた少し長い直線になった。 この先はヘアピンが4回続く。
望月 「よし、行くぞ!」
望月は車を慎太郎の横に出した。スリップストリームを駆使してスピードの乗っている望月のインプレッサはあっという間に慎太郎のインプレッサをパスした。
慎太郎 「まだ直線だ。次のヘアピンで抜いてやる。」
望月 「ここからは余裕だな♪」
望月はインぎりぎりでコーナーをクリア。 慎太郎は…
慎太郎 「あっ、 タレてきたな… やばい…」
この後の複合コーナーで、望月のインプレッサはどんどん差をつけていく…
慎太郎 「なるほどね。 康平の言いたいことが分かったよ。 タイヤ的にも持ちがいいし、動きがクイックになるって言いたかったんだな。」
ようやく気付いたみたいだ。 だがもう遅い。。。
望月 「よし、連勝ストップ~♪」
慎太郎 「お前、速くなったなぁ(笑)」
望月 「まぁね。 最近ジムカーナやってるからな。」
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