刺客者

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慎太郎 「それにしても、かっこいいな、これ…」 慎太郎はガヤルドの周りをぐるぐると回って、これが自分の車になるとは…と意気揚々としていた。 と― ピピピピピ ピピピピピ― 慎太郎 「誰だ?最近知らない奴から急に掛かって来ることが多いな…」 と言いつつも電話に出る。 慎太郎 「はい、柳です」 『どうだ?スーパーカーの感触は。』 慎太郎 「どうもこうも、まだ乗ってないんだか… つか、あんた誰?」 『俺か?俺は中井間 太一だ。』 慎太郎 「俺に何の用で?」 中井間 『そいつを使って俺とバトルしろ。』 慎太郎 「は?俺は峠専門だから、湾岸ミッドナイト的なのは無―」 中井間 『何を言ってるんだ。峠に決まってんだろ。』 慎太郎 「はぁ!?こんなドデカイ車で峠なんか攻めれるわけ無いだろーが!」 中井間 『何も心配することはない。俺は青のコルベットだ。』 慎太郎 「そーゆー問題かよ…」 中井間 『まぁいい。来週の今日、20時に筑波山のふもとに来い。往復バトルだ。』 ブチッ...プープープー.... 慎太郎は戸惑った。こんな車が峠に合う訳がない… だがこのガヤルド、いろいろなチューニングがすでに施されていたのだ―――
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