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そこは、少し高い位置にあるカルデラ湖だ。 その周りには約3.2kmの外周もある。
慎太郎 「ラップバトルか…。 だとすると、相手もかなりチューニングしてきてるだろうな…。 どの車で戦うかな。」
慎太郎は、地価のガレージを管理しているパソコンをいじり始めた。
このパソコンの中には、今までに買ったマシン1台1台が元のスペックやチューニング後のスペック、ナンバーなど、さまざまな情報が記録されている。 さらには、遠隔操作で配置の変更や、使用するマシンを地上に移動させることもできるのだ。
慎太郎 「ないな…。 また買うしかないのか…。 中古車でいっか。」
慎太郎は部屋に戻り、プライベート用のパソコンで中古車を調べた。
慎太郎 「ん? このアルテッツァ、結構程度もいいし、安いな。こんなクルマも60万になったのか…。」
慎太郎が目に付けたのは赤のアルテッツァだ。 走行距離は9823kmで傷もなく、程度がいい。
慎太郎 「これにするか。」
すると慎太郎は受話器を手に取り、画面に表示されている電話番号にかけてみた。
慎太郎 「……あっ、もしもし、インターネットでアルテッツァの中古車を見たんですけど」
慎太郎は電話で、予約し隣県の栃木県まで、電車とタクシーを乗り継いで向かった。
慎太郎 「さっき電話した、柳ですけど。」
「柳さんですね、お待ちしてました。 どうぞ、こちらです。」
慎太郎は店員に案内され、アルテッツァを見た。 ほぼ新車同様のきれいさが第一印象だ。
慎太郎は車の各部をチェックし、店員に告げた。
慎太郎 「これ、買います。」
「ありがとうございます!」
手続きを済ませ、車に乗り込んだ。
慎太郎 「よし、行きますか!」
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