刺客者

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1時間後、2人は慎太郎の家に集まった。 悠斗「なぁ慎太郎、ランボルギーニで走んねやろ?」 慎太郎「あぁ。 なんかよく分からんけど、こないだ駐車場に突然停まっててよぉ。 この手紙と一緒に。」 そう言いながら2人にもらった手紙を渡した。 2人は読むなり口をそろえて 「馬鹿かよ…」 慎太郎「まぁ、売られた勝負は買わない理由がないし、買うけどな。」 望月「いやいや、冷静になれよ。 あんな巨体で攻めるのは無理だって。」 悠斗「せやって。 いくらお前でも、限界はあんねやから。」 慎太郎「あのなぁ… 今や35GT-Rですら峠を攻める時代なんだよ。 もう小っちゃいだけじゃ適わないってことだろーよ。。」 以前、慎太郎のことを取り上げていたストリートレーサーの雑誌は、35GT-Rを操る1人のドライバーで埋め尽くされていた。 慎太郎「このまま世代交代なんてさせねぇ。 俺も、榛名の稲妻である以上、、 あとには引けない勝負だってあるんだ。 相手がどんな車だろうが、俺がどんな車で戦おうが、勝つんだよ。 あいつのためにも…。」 かつて、様々な遠征をともにした龍にも誓ったことである。 慎太郎「俺は、、 頂点に立つんだ。」 望月「そこまで言うなら、しょうがないな! 俺も全力でサポートするよ!」 悠斗「お前の情熱には負けた! なんかお前、威厳があるわ。」 慎太郎「なんだよそれ(笑)」   ・   ・   ・
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