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慎太郎は家に帰らず、直接望月のガレージへ向かった。
望月 「おっ、アルテじゃん。 新人さんか??」
慎太郎 「よう!」
望月 「なっ! お前か。 って今度はアルテッツァをお買い上げかい?」
慎太郎 「そうなんだよ~。 今度の相手がRX-8だって言うからな。 コイツでバトルしようと思ってな。」
望月 「いつも思うけど、お前ってホント金持ちだよな~。」
慎太郎 「うらやましいか?(笑) ここ借りていいか?」
慎太郎はガレージの一番端を指さして言った。
望月 「あぁいいよ。 早速チューニングか?」
慎太郎 「中古車屋の帰りに高速でマシンチェックはしたよ。 コイツ、だいぶ状態がいいんだよな~!」
望月 「そりゃよかったじゃん! んで、今回の相手って?」
慎太郎は作業をしながら答えた。
慎太郎 「DTMのドライバーの今川 嘉穂だってさ。 さっき電話が来た。」
望月 「今川ってあの!?」
慎太郎 「そうそう。 俺とバトルがしたいって。」
望月 「へぇ~、いいなぁバトル三昧で。」
慎太郎 「いいだろ~(笑) あっ、このトラストのマフラーもらうぞ。」
望月 「おう。」
慎太郎は思い思いにチューニングを進めていく――
5時間後―
すでに時間は15時を回り、慎太郎も中身のチューニングを終えようとしていた。
慎太郎 「コイツをターボにしてみたけど、どうだろうなぁ…。」
アルテッツァは元のエンジン3S-GEをベースに、ボルトオンターボ化、レーシングサスなどなど、サーキットで走るには必要なパーツをつけ、約300馬力増やし、518ps、車高も通常より300ミリ落とし、ワンメイクレースにでも出るような車の仕上がりになった。
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