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次の日―
結局、望月のガレージで一睡した慎太郎は、朝一で榛名湖に向かった。
慎太郎 「まだ全開走行はしてないしな~。 ちょうどクルマ少ないし、ここでテストするか。」
慎太郎は、車に乗り込み、エンジンをかけた。
ブォオオオオオン… ブロロロロロロ…
ゆっくりと発進させ、最初の緩い左コーナーを過ぎたあたりからアクセルを目一杯踏んだ。
と、その時だ。
ガスン!
…
……
慎太郎 「なんだ?今の…」
クルマが右に傾いたような感覚だ。
慎太郎は車を路肩に停め、車から降りた。
慎太郎 「あちゃぁ… サスが傾いてら… 折れたかな…」
慎太郎は望月に電話し、この旨を伝えた。
……
望月 「あら… サスいっちまってるな(笑) てか、スプリングレート固くしすぎだろ…」
慎太郎 「そうかなぁ。」
望月 「峠走るんじゃねぇんだから、ここまで硬くすると跳ねるぞ。」
慎太郎 「… 俺としたことg」
望月の右ストレートが飛ぶ。
望月 「人の売り物を壊しやがってぇぇぇ!」
慎太郎 「悪かったよ! この分の金は払うから」
望月 「当たりめぇだ! ったく…」
望月は持ってきたレッカーにアルテッツァを取り付けた。
望月 「助手席に乗れ。 ガレージまで戻るぞ。」
慎太郎 「はーい…」
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