一章

6/11
前へ
/69ページ
次へ
「わかった…お主が嘘を言ってはいまい。 そのほう、名を何と申すのじゃ?」 さっきとはうって変わって優しい表情になった侍らしき人…… この人なら信用しても大丈夫かな……… 「俺は花田誠二、あなたの名前を教えて頂きたい。 そして、今は何年ですか?」 「可笑しな奴だな。今は1580年4月だ… 俺の名は織田信義。 織田家の次男坊だ…って言っても今は勘当されたようなものなのだがな…」 信義は悲しい顔になりながら言った。
/69ページ

最初のコメントを投稿しよう!

190人が本棚に入れています
本棚に追加