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二人を導いたのは
離れても切れない
運命の赤い糸?
それとも…
離れれば簡単に切れる
ただの白い糸?
答えは出てるのか
『…ど、どうした?』
『…………』
何も言わず
また茶の間へ戻る
どこか悲しげな顔で
『お湯いれるから離れてよ~』
ヤダ
『ん?何?』
『ん~ん……』
『???』
ヤダって言ったような
まぁ空耳か…
気にせず五分待つか
『この待ってる間が長くてねぇ~』
『そうだね…』
『…………』
話が続かねーよ
参ったな…
『そ、そうだ‼24日にさぁマスターTJも来るんだよ‼』
『知ってるよ』
『タカチャンも‼誰かゲストも呼ぶみたいだし楽しみだよな‼』
『そうなんだ』
重すぎる空気の中
五分が経過した…
怒ってる?って
怒らせることしたかな
……したか……な?
ヤッパ連れていく
言えば良かったか?
ハァ~分からん…女心…
ただの鈍感なんかな
『ヤダ…帰りたくない』
俺に何が出来るんだよ
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